
〇〇の〇〇さんにインタビューを行い、宝石に対する熱い想いを詳しく語っていただきました。その情熱とこだわりが伝わる素敵な内容になっています。
ジュエラーのお仕事について
――ジュエリーの世界に入ったきっかけを教えてください。
子どもの頃、祖母が大切にしていたブローチがあったんです。古いフランス製で、小さなサファイアが花びらのように並んでいて。祖母が亡くなったとき、そのブローチだけが手元に残されました。触れるたびに祖母を思い出す。ジュエリーってそういうものだと思うんです。時間を閉じ込める器。その感覚が忘れられなくて、気がついたら職人の道を歩んでいました。
――今のスタイルが確立されるまで、どんな試行錯誤がありましたか?
最初の5年間は、ひたすら「うまく作ること」に執着していました。技術を磨くことだけを考えていた。でも、ある日師匠に言われたんです。「お前の作るものは綺麗だが、黙っている」と。その言葉が刺さって。技術は言語でしかない、何を語るかが大事なんだと気づきました。そこから、素材と向き合う時間が変わりました。石を手にとって、この石はどんな人のそばにいたいのかを想像するようになったんです。
――素材選びへのこだわりを聞かせてください。
宝石の産地にこだわりはあまりなくて、むしろ「表情」を見ています。同じサファイアでも、深い海みたいな青もあれば、夜明け前の空みたいな青もある。その石が持っている固有の気配を殺さないようにデザインする。金属も同じで、K18のイエローゴールドはどこか懐かしい温度があって、プラチナには都市の冷たい美しさがある。その温度差を意図的に組み合わせることが多いですね。
――一番印象に残っている仕事は?
結婚10周年の記念に、奥さんへのネックレスを作りたいという男性が来たんです。「妻の好みがわからなくて」と言いながら、でも1時間以上話してくれた。奥さんが海が好きなこと、朝型で、笑うと目が細くなること。そういう話を聞きながらデザインを起こして、波のうねりを抽象化したフォルムに、アクアマリンを一粒だけ。納品のとき、その方が泣いていて。ジュエリーを渡す前に、でした。
――これからどんな作品を作っていきたいですか?
派手さよりも、「一生持っていたい」と思ってもらえるものを作り続けたいです。流行に乗ったデザインはすぐに古くなる。10年後、20年後にも似合うものを。最近は、修理や仕立て直しの依頼も大切にしていて。傷がついたり、石が外れたりした古いジュエリーを預かって蘇らせる作業が、新作を作ること以上に好きかもしれない。誰かの記憶ごと、手渡していく感じがして。

派手さよりも、「一生持っていたい」と思ってもらえるものを作り続けたいです。流行に乗ったデザインはすぐに古くなる。10年後、20年後にも似合うものを。最近は、修理や仕立て直しの依頼も大切にしていて。傷がついたり、石が外れたりした古いジュエリーを預かって蘇らせる作業が、新作を作ること以上に好きかもしれない。誰かの記憶ごと、手渡していく感じがして。

――最後に、ジュエリーを贈ることへのメッセージを。
言葉は消えます。でも、形は残る。何かを誰かに伝えたいとき、ジュエリーはとても正直な方法だと思います。高価かどうかは関係なくて、「あなたのことを考えてこれを選んだ」という事実が、石の中にずっと宿るんです。


