〇〇の〇〇さんにインタビューを行い、宝石に対する熱い想いを詳しく語っていただきました。その情熱とこだわりが伝わる素敵な内容になっています。
ジュエラーのお仕事について
――ジュエリーの世界に入ったきっかけを教えてください。
子どもの頃、祖母が大切にしていたブローチがあったんです。古いフランス製で、小さなサファイアが花びらのように並んでいて。祖母が亡くなったとき、そのブローチだけが手元に残されました。触れるたびに祖母を思い出す。ジュエリーってそういうものだと思うんです。時間を閉じ込める器。その感覚が忘れられなくて、気がついたら職人の道を歩んでいました。
――今のスタイルが確立されるまで、どんな試行錯誤がありましたか?
最初の5年間は、ひたすら「うまく作ること」に執着していました。技術を磨くことだけを考えていた。でも、ある日師匠に言われたんです。「お前の作るものは綺麗だが、黙っている」と。その言葉が刺さって。技術は言語でしかない、何を語るかが大事なんだと気づきました。そこから、素材と向き合う時間が変わりました。石を手にとって、この石はどんな人のそばにいたいのかを想像するようになったんです。
――素材選びへのこだわりを聞かせてください。
宝石の産地にこだわりはあまりなくて、むしろ「表情」を見ています。同じサファイアでも、深い海みたいな青もあれば、夜明け前の空みたいな青もある。その石が持っている固有の気配を殺さないようにデザインする。金属も同じで、K18のイエローゴールドはどこか懐かしい温度があって、プラチナには都市の冷たい美しさがある。その温度差を意図的に組み合わせることが多いですね。

